絵画クラスだより160711

6月は光と影/立体感をテーマに授業を進めていきました。

まず、雰囲気作りに最適な木炭を使用し光と影をテーマにデッサンです。
木炭は鉛筆よりも広い面積を一気に塗ることができ、更に明暗のコントラストが強く出せます。

今回は、1日デッサン、光と影のコントラストを美しく見せる、この二つのポイントが大切になりますので、
皆さんには描き始めに明るさの順番を決めてもらい、絵を描かされるのではなく自らの絵をコントロールしながら
仕上げてもらいました。親しんだ鉛筆との素材の違いを楽しみながらの作品は、どれも意気込みが感じられます。

続いて久しぶりの塑像です。
平面との違いである、360℃をじっくり観察する!を楽しみながら色形の細部にまでこだわりを持って
丁寧に作り上げました。

 

シンプルな作業工程になりますが、色と形をそっくりに作るのは多くの情報キャッチ力が必要になります。
集中力を持続させながらの時間は、誰もが無口になり職人さんのように制作に打ち込んでいました。

 

今回の立体で挑戦した丁寧に塗り重ねることを、ぜひ次回の水彩着彩でチャレンジしてみましょう!

根本 寛子

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