建築クラス-図面の描き方 きほん

今回は表現手段を増やしてもらおうと,図面の描き方を勉強してもらいました。

建築クラスは建築を学問として教えるクラスではありません。建築マインドを育むことをめざして,生徒さんの年令なりに刺激をあたえる課題を投げかけています。作品の表現としては,実際に手を動かして模型をつくることがほとんどでした。たまに考え方を伝えるスケッチも添えてもらうこともありました。建築クラスに来てくれている生徒さんは,こちらが教えなくとも,びっくりするようなコンセプト図を描いてくれたりしてくれました。

トライしてもらったのは,椅子の3面図(上面図,正面図,側面図)を実測して描くということです。下は描いた椅子です。

実際に取り組んでもらうと,デッサンとの違いがあいまいで,曲面を真横から描くと真っ直ぐになる,ということがよくわからないようでした。下の図。形が複雑で,むずかしい課題だったと後で反省しました。

これはこれで味のあるスケッチです。描いた生徒さんが小学生であることを考えると,これ以上のことを教える必要性はないとも考えましたが,よりプリミティブな形のマグカップを描いてもらいました。

円筒形を横から見ると四角になることや,直径と同じ幅になることなど,小さなモチーフなので遠くから見たりするなど,見え方を体験することができました。

しかし,これからの子ども達は立体を3Dでいきなり扱うようになると思います。昔ながらの平面図,立面図などがなくなるのかもしれません。(ランド長 木村明彦)

 

 

 

体験する