けんちくクラス図工ランド展2023—海上の建物

上の写真は2023年6月15〜18日目黒区美術館区民ギャラリーにて開催した第15回図工ランド展での「けんちくクラス」の展示風景です。生徒さんたちのバラエティ豊かな作品が大人気でした。模型と説明図で作品の考え方を表現しています。

何種類かの課題の中から「海上の建物」を紹介します。

↑Nさん)この作品は海の上に浮かぶレストランです。ドーナツ状の天井高の高いガラス張りの建物で、いかにも気持ちの良さそうなレストランの建物になっています。中央の水、外に張り出したデッキやプール、桟橋など、水をうまく取り込んでいます。

↑Oさん)2階建ての住宅で、見晴らしのよい2回のリビングルームが特徴です。インテリアにまでこだわりがあり、家具や備品などまで模型で表現しています。見学者が見やすい工夫も良いですね。

↑Uさん)船着き場や商業施設、コテージなどがある島と、海上の高層ホテル棟からなるリゾート施設です。この生徒さんは細かいところまで設定があって、模型とプレゼン図が秀逸です。

↑Kさん)「人魚島(にんぎょとう)」というファンタジーの世界を表現した作品です。「いつも人魚が[たまご]をぬすみにくる。なぜかはあなたしだい・・・」という人魚=いい人という先入観をぶちこわす、きれいな表現で見る人を挑発する問題作です。

↑Iさん)スポーツ好きの生徒さんの作品。家に体育館があることが良い、海へ飛び込めるバルコニーがある、芝生や桟橋など、変形した形に自分の好きなモノを詰め込んだ夢の住宅。

↑Nさん)緑や川が流れる自然の島と、高層のタワーマンションがセットになった集合住宅。タワーマンションはトラス構造で抜けた形になっていて、より未来的・人工的にしていて、自然の島との対比を強調してる。

↑Sさん)海上からニョキッと大木が立っており、内部は人が上がり降りできるようになっている。それに隣接して、浮かんでいるような島や危なっかしい形の階段や建物があり、まるでジブリの映画に出てくるような作品です。

↑Sさん)海上に構造物があり、そこにコンテナのようなユニットの建物がとりついている。詳しいスケッチから模型はその一部を表現しています。メタボリズム建築を自分で考えついているのではないか、と思わせるこれも力作です。

小学生5,6年生くらいを対象とする図工ランド「けんちくクラス」は現在、

吉祥寺校火曜日19:00〜21:00

目黒本校水曜日19:00〜21:00開講しています。

入学や終了の期間を設けていません、興味があればご相談のうえ2〜3ヶ月でも参加をしていただけます。ご連絡ください。

(ランド長 木村明彦)

 

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