久保谷さんご一家からのおたよりをご紹介します。よしき君とはるかさんのご兄妹は、始まったばかりの図工ランドにお越し下さっていました。本科クラスのあとは、絵画クラスでもたくさんの作品を作ってくれました。2019年の今、既にお二人とも大学生。理系のよしき君は早稲田大学、文系のはるかさんは慶応大学と、それぞれに自分の道をしっかり進まれているとのこと。ご兄妹で早慶戦ができるとは、優秀ですね!
お母様の智子さんは、お二人のお子様に図工ランドを選んでくださっただけでなく、その後ご自分もしばらく絵画クラスに来てくださいました。もともとステキなこどものイラストなどをお描きになることを存じ上げていましたが、お忙しいお仕事の中、絵だけに向き合う時間を持つためにこのクラスにお越し下さったのかな、と思います。絵はその前後もずっと続けられ、昨年はスケッチやイラストの個展も開催されたそうです。
お母様より
図工ランドは、私たち親にとっても、今日はどんな創作をするのかが本当に楽しみな、宝物のような時間でした。子どもたちに、豊かな、かけがえのない体験を、ありがとうございました。
当時いただいた作品の講評は全てとってあります。こちらも、貴重な成長の記録です。工作で、今も家で使っているものがあり、写真で送りますね。
はるかさん(19歳)より
小学2年から5年間通っていました。低学年の頃は、毎週違う課題(工作だったり絵だったり)をせっせとやった記憶があります。普段触ることのない材料で、おっかなびっくり、いろいろなものを創りました。絵も工作も、斬新なお題に毎回わくわくしながら楽しくやることができました。
高学年からは絵画クラスになりました。木炭画だったり鉛筆画だったり水彩画だったり、いろいろな画材でたくさんのものを描きましたが、わたしは油絵が一番好きでした。鉛筆画などと違って家では描けなかったし、普段使う絵の具と全然違うあの独特の匂いを嗅ぐと、なんだかドキドキしたのです。図工ランドを卒業して8年になりますが、油絵はまたやってみたいと思っています。
図工ランドは、ほかではできない様々な体験ができますし、 作品は家で思い出として取っておくことができます。週1回のわたしの楽しみでした。少しでも興味があれば体験に行ってみることをオススメします!
よしき君(21歳)より
僕は小学4年生の時から数年間図工ランドにお世話になりました。
図工ランドでは、毎週違った題材が用意されており、飽きることがなかったのを覚えています。またその題材も、子供の創作意欲を掻き立てるような面白いものばかりでした。木組みの額縁、粘土造りのペン立てなどから、透明なビニール傘や白地のうちわなどをデザインしたこともありました。一つ一つの作品はその日で完結させなければならないため、一定の時間内に完成させるという能力を養うことができたとも思います。
こうした創作を通して、僕はモノを作ることの楽しさを知りましたし、やればできるんだという自信をもらいました。今では僕は理系大学生ですが、実験での作業効率や、授業ノートに書く図の綺麗さなど、さまざまな所で図工ランドでの経験が活きていると思います。
そんなお二人の作品は、未だに参考作品として使わせて頂いています。はるかさんの本科クラス時代の「靴の写生」、
そしてよしき君のうちわです。
久保谷家の皆様、それぞれにお忙しいにも関わらず、おたよりをくださってありがとうございます。図工ランドは、これからも未来へ進むこどもたちの力に少しでもなれるよう、励んでいきたいと思います。(木村美幸)