絵画クラスだより160808

7月の課題は静物画です。
前月でやった木炭デッサンや塑像で学んだことが活かせる課題で、1ヶ月間取り組んでもらいました。
人の目は意外にいい加減なもので、「影はこう落ちるはずだ」「顔だからこうなっているはずだ」と頭が固くなっていると、なかなか目の前にある静物らしくはなりません。

特に石膏像や地球儀など、自然物とは違って「形がとれていない」と一発で分かってしまうモチーフも含まれているのもポイントです。

 

生徒さんたちは「これで合っているのか」「なんだか似ないな」と何度も何度も モチーフと自分の絵を見比べます。
こうして身に付くのは客観的に物事を見る観察力です。

そっくりに描けるようになるには描く枚数を重ねることが必要なので今後が楽しみですが、観察力も必要不可欠ですので、描き方のほかに見方を身に付ける機会になったらいいなと思います。

岩河 亜紀

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