新年は基礎デッサンからスタートです。
今年より新しくなりました年間カリキュラムは、毎月のテーマがあり、
今月のテーマは「質感」です。
鉛筆デッサンでは、質感の異なるモチーフ(柔らかい/硬い)を描いてもらいました。
柔らかい物を描くときは、線で形を描いてから内側に色付けしていく順序だと
どうしても周りの線が残り、硬い印象や塗り絵のようになってしまいます。
鉛筆の持ち方を工夫するだけで、長く綺麗な線が描け、塗り絵にならない絵の描き方ができるようになります。初心に戻り、鉛筆の持ち方から指導していきました。
一つ方法を掴むと、他にも良き影響をもたらしてくれるのが道具の使い方だと思います。
木炭デッサンは、明暗や雰囲気作りに適しています。
真っ黒な色からどれだけ多くの中間色(グレー)を作れるかがポイントとなります。
塗ったり、消したりが短時間で出来ますので、形の取り方/光と影を意識しながら
勢いよく描き進めました。何度も自分の納得いく色や形を追い求め仕上げた作品は
どれも力強く、生き生きとしたものになったのではないでしょうか。
今後も一枚いちまいを丁寧に仕上げ、どんなモチーフでも描ける力を身につけて欲しいと思っています。
根本 寛子