ストローを使って軸組を自由に作っていく、建築の構造的な側面に焦点をあてた課題です。図工ランドではストローはよく使っていますが、ストローだけを主役に建築を作ったことはこれまでありませんでした。軽いこと、自由な長さに切れること、テープでどんどん組み立てていけることなどが、直感的につくれてこどもたちの自由な発想に応えてくれます。
今回はまっすぐで黒だけのストローにしました。サブ要素としての紙は薄紙にして壁構造とはならないようにしました。そのような「しばり」の多い課題ですが、考える要素が少ない分、形を突き詰めていけました。いつもの建築系課題よりも形をどんどん発展させていけたようです。
ストローで囲んでいくだけなのですが、そこに「空間」ができるということが、手を動かしてつくるなかで感じてもらえたのではないでしょうか・・(ランド長 木村明彦)