現在展覧会が開催されているマティスは、晩年色紙で切り絵をたくさん制作しました。今回は、そのマティスに敬意を表して、図工ランドのみんなも、切り絵に取り組むこととしました。色と形を組み合わせ、自分の世界を作ってもらいました。配色練習用の、50色の色紙を使いました。自由に楽しく制作できたと思います。
色紙を並べて選ぶだけでも楽しく、色の感覚が鍛えられます。色紙を切って並べてみることで試行錯誤ができます。すなわち、図工ランドが提唱している「手で考える」ことができます。一般には貼り絵は描画より格下の遊び的技法と思われがちです。しかし、マティスさんが最終的に行き着いたことからもいえますが、制作のプロセスが異なる別物で、奥が深い技法であると考えます。貼り絵だからこそできる作品をご覧ください・・(ランド長 木村明彦)