春ごろに幾何形体の鉛筆デッサンの課題をやりました。
幾何形体とは、立方体や円柱、三角錐などシンプルな図形の面で成り立っている立体です。
図工ランドで所有しているモチーフの中には、例えばアルミ缶やスーパーボウルなどの幾何形体の応用編のようなモチーフがたくさんあります。
立方体なら立方体の、円柱なら円柱の基本的な光と影の成り方を理解しておくと、描きやすいと思います。
とりわけ、石膏のような素材でできたものは余計な色や模様もなく真っ白な立体なので光と影に集中でき、「形を追う」という練習になります。
授業中の生徒もシンプルな形が故に最後まで実物と自分の絵の差異を観察し、描写し続けることができたと思います。
この次の課題に静物着彩が控えているため、形を取る、観察することへの肩慣らしにもなりました。
岩河