「色面分割」は中高の美術の授業で扱うテーマですが、先取りして小学生の本科クラスで取り組んでもらいました。写真を色の違いや明暗を確認しながら、分割トレースして塗っていきます。陰影や立体感など写実的な表現の理解にもつながります。リアルな見え方を踏まえた塗りでも、自由な色を配置しても良く、それぞれにおもしろい作品を作ることができます。
好きな写真を選び、カーボン紙で形をなぞって写す部分は楽しい作業です。自由に作る塗り絵のような感覚で取り組めたかと思います。どんな色で塗るかが今回のポイントです。元の色に近い色で塗るのか、元の色と全く異なる色で塗るのか、それぞれの人のデザインセンスです。周りに好きなモノを描いて世界をひろげても良いです。写真をつかった技法のため、みんな驚くほど上手な作品に仕上がりました。(ランド長 木村明彦)