けんちくクラス—2024図工ランド展 前編

けんちくクラスの生徒さんが図工ランド展に出展した作品を紹介します。けんちく(建築)クラスは目黒本校と吉祥寺校で週1回開講しています。生徒数も去年より増えて、面白い作品が並びました。課題は「斜面にある建物」と「私の秘密基地」の2テーマです。

 

前編は「斜面にある建物」。斜面の上の平らな部分がアクセス道としています。斜面という特殊な地形を生徒たちはどう料理したのか・・ご覧ください。(ランド長 木村明彦)

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この生徒さんは、建築のなかに切り取られた自然をいれる作品をよくつくっています。この作品も斜面を利用して池や水の流れをつくり、それと人の居る空間を融合させています。

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地面に半分埋没させて建物の存在をすっきりと抑えています。上階は広いテラスをもつレストラン。下階は住居になっています。トップライト(天窓)で半地下でも採光を確保しています。

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斜面に張り出したデッキ上にある、曲面のガラス窓と屋根をもつ軽快なデザインのカフェ。上の道から巧みな動線で店内に入る構成になっています。大きな窓は眺望を楽しめるように、とのことです。

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スキー場に立地するコテージ。あえて下からアクセスする動線として存在感を演出しています。赤い車がリゾートのイメージを倍増させています。

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斜面に突き出たかまぼこ型構造の部屋が並ぶ住宅。突き出た建物の下も半戸外の居住スペースとしています。斜面には畑もあり、そこに生息している草の標本もあったり、斜面・自然との一体的な生活を意識した作品。

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斜面に半分埋没した図書館。屋上やテラスに植栽を配して、側面には小川もある自然と一体化した図書館です。

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斜面に堂々と建つ白い箱形の建物。1階はあえて窓を小さく、2階は眺望の開けた大きな開口部を設けています。壁面はボルダリングできたり、自分が楽しめる工夫を考えた作品です。

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斜面に張り出したデッキ上にあるドライブイン。切妻屋根の建物と大きなテラスを設けています。バルコニーからは遠くトマムの景色が望めるという想定になっています。

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