8月は一版多色刷りという版画を行いました。
木版一枚を彫刻刀で彫り、水彩絵の具を使って様々な色に版を刷る技法です。みなさん紙の黒を活かして締りのある作品に仕上がっていたと思います。
初めての作業だった生徒さんがほとんどだと思いますが、どの作品もとても完成度が高かったです。
絵の具のかすれ具合が版画の味になってより作品が魅力的に見えます。
彫刻刀を初めて使ったという生徒さんもいらっしゃいましたので良い経験になったと思います。
木版を彫る作業は大変だったと思いますが、細かいところまで丁寧に彫れていました。
いつもとは違う絵画制作で良い刺激になったのではないかと思います。
彫りは根気のいる作業でしたが、細かい部分も諦めずに頑張って掘ってくれていました。
今回は楽しく制作できればと思っていましたが、みなさんよく集中していて気合の入った作品に仕上がりとても良かったです。
石毛