新年一発目の絵画クラスの記事は、昨年8月の課題「木炭での石膏デッサン」です。
石膏像は全身白く、人間のような色分けがありません。
目鼻立ちがくっきりしていたり、筋骨隆々であったりと目を奪われるパーツが多く、描いているときにどうしても視野が狭くなりがちです。
「白い塊(人間ではなく、石膏像)」だということを意識して、像全体の陰影のバランスを冷静に観察し、丁寧に描いていくと、不思議なことに形が本物とちょっと違っていても石膏像らしい雰囲気が出てきます。
授業中の生徒さんは、四苦八苦しながらも丁寧にトーンを作り込み、カッコいい木炭デッサンが仕上がったと思います。
2023年もまたいろんなモチーフやテーマにチャレンジしていきましょう!
岩河