2022年10月後半の絵画クラスは有彩紙デッサンを行いました。
2年ぶりの課題です。
今回のモチーフは全員共通で「紙皿と銀スプーン、銀フォーク」。これをどう構成するかは自由です。
用紙はグレーの有彩紙を使用しました。
”グレーの用紙に白い紙皿をどうやって描くの!?”
生徒さんから戸惑いの空気が伝わってきました。
白い物にも影がついていたり色があるよね、というところが今回の肝です。
普段白い画用紙に白いモチーフを描く時、ついつい「白」という固定概念から、そこに鉛筆で色をつけていくことを躊躇しがちです。
ですが、グレーの用紙で白い物を表現できるようになると、「あ、意外に暗くしても大丈夫なんだな」という基準ができ、白い画用紙でもガツガツ調子を付けられるようになります。
生徒の皆さんには白色鉛筆をハイライト用に渡しましたが、用紙のグレー、鉛筆の黒、白色鉛筆の使い分けを上手にできてる子が多く見受けられました。
まだまだ慣れない子も必ずピンとくる時が訪れるので、じっくり描き続けていきましょう。
岩河