1,2月は建築にはどんな材料が使われているのか。それでつくられる造形タイプはどのような特徴があるのか。そしてそれを応用して実際に自分で思い思いの模型をつくってもらいました。
本クラスは小学4年生からを対象としていますので,基礎の基礎です。例えば木は,掘っ立て柱構造,校倉づくり構造,柱梁(はしらはり)構造,パネル構造などがあるよ,その特徴は・・・といった具合です。
模型の材料は実際のものとは異なりますが,木造,石造,コンクリートシェル造,鉄骨トラス構造などを想定した様々なものを用意しました。
1回に1つつくるくらいの短い制作時間で,細かい構造や,ジョイントなどにはこだわらず,感覚を大切に手を動かしてもらいました。それぞれ興味深い設定やスケール,斬新なデザインの作品ができあがりました。
その他,武田先生による建築家の仕事についてのミニ講演もあり,保護者も一緒に見てもらいました。子どもの教室ですので,必ずしも将来建築の仕事に就くことがすべてではありませんが,建築の仕事は自分のデザインやお客さんの要望だけでなく,廻りに住む人々や都市や自然/地球環境のことも考えることも大事ということが趣旨でした。自分の将来を考える何らかのきっかけになってくれれば幸いです。(ランド長 木村明彦)