版画です。ネガポジの反転や、刷り方による違い、黒い画面の中ににじみ出る色の鮮やかさなど、版画技法ならではの造形が楽しい課題。いつもの絵とはまた違って、こどもの好奇心や感性を刺激し、創造力をかき立ててくれます。版画の裏からや,貼ったスケッチブックの余白に,彩色を施しました。
子どもたちは,めんどくさいといいながら、版を刷る作業に楽しくとりくみました。そして左右が反転したり、ねらった効果が出なかったり、出過ぎたり、意外性に富んだおもしろさ。納得がいくまで刷り直したり、刷り上がった版画に,より世界を拡げる絵を描き加えたり,それぞれにいそがしく楽しみました。(ランド長 木村明彦)