「モチーフを見て,実物そっくりに描こう」と呼びかけました。道具は細部まで描き込みやすい鉛筆と色鉛筆,そして発色のよいクレヨンもアクセントとして用いました。
リンゴを例にとると,色は黄色のところから深紅までの幅があります。また,光っているところから影まで,明るさの階調もあります。リンゴといっても単なる赤ではない。そういったことを,子どもたち自ら発見して,それを絵に表現してもらうことがねらいです。
1つの果物を丹念に描いて自分の画力の限界に挑戦する作品,いくつかの果物を並べておいしそうな世界を描いた作品,なにか描き足して個性をうったえる作品・・同じモチーフを題材にしても,それぞれの子の工夫がキラキラと見る人にとどけられました(ランド長 木村明彦)