「造型あそび」カテゴリーの課題です。このカテゴリーは「仕組み」をつかった工作です。簡単な仕組みであることが特徴です。「なんだ,こんな子供だましの仕組みか・・」と思われるかもしれませんが,仕組みが複雑だとそれを作ることで精一杯になってしまい,みな同じ形になってしまいます。簡単だと自由度が拡がり,各々(おのおの)のひとに,何をデザインすることができるか,考えてもらうことができます。図工ランドではプラモデルのような,出来上がりが皆が同じになるような課題はNGとしています。
今回は「マグネット」です。くっついたり反発したりする性質を生かした工作を考えてもらいました。迷路やきせかえ、立体パズル。反発を利用して走る車、サカナ釣り。しくみはシンプルでも様々なバリエーションが生まれてきました。磁力が強すぎて工作がはがれたり、苦労して作ったら磁石の向きが違ったり、苦労もありますが、全体としては肩の力を抜いて作れたのではないでしょうか。今回の工作は,写真では作者の意図がわかりずらいかもしれません・・(ランド長 木村明彦)