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紆余曲折の末に完成
本施設は,いずみ授産所「フォンテーヌ」および社会就労センター「コスタ二宮」と同じく全国社会就労センター協議会の「環境改善プロジェクト」のモデル施設として選ばれ,委員会で検討をしていただいた助言に基づき当社で設計監理した福祉施設です。
本施設は設立から40年になる日本で最初の知的障害者通所授産施設という由緒のある施設です。
しかし,設計の開始から着工まで様々な障害が起こり,完成までに6年の歳月がかかりました。その大きな要因は,立地する敷地が住宅地にあり,様々な意見を持った方との調整が長引いたことです。極力住民の方の要望を取り入れ,地域環境を損なわないように工夫をしました。結果としては,様々な規制が建物をブラッシュアップしてかえって良いものができたと考えています。


●道路に対してアクセントカラーのR形状壁面としているほか,コーナーをシンボルツリーで周辺環境に貢献するよう配慮している



●エントランス。塔屋にSELPシンボルマークサインを掲げている


●旧建物。老朽化がすすんでいた

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