永く使える建物に
建物内部は永く使用できるように,なるべくシンプルな構成としています。また,柱型が出ない構造や可動間仕切り等の工夫により大空間を確保して,将来的な利用目的の変化に対応できるようにしています。
建物の素材は,コンクリート打ち放しやフローリング,素焼きタイル,土壁風の壁仕上げ,木製ルーバーなど極力プリミティブな飽きの来ないものを選んでいます。
設計期間の間に私(木村)は,この施設で社会福祉士の実習を2週間させていただきました。そこでつぶさに利用者の様子を観察し,利用者の実態に適したバリアフリー化をはかることをめざしました。利用者,スタッフの皆さんそして地域の方々に永く愛着をもって使ってもらえれば,と考えています。
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